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 近代医学の発展により、現代日本社会に生きる私たちは、世界にも例を見ない長寿の恩恵に与っています。しかし同時に、高血圧症、心臓疾患、脳梗塞などの生活習慣病が社会的問題になり、私たち自身が生活の中で病気を作り出しているのも現状です。

 また、内科的疾患のみならず、近年は筋力の低下や骨粗しょう症、過体重などによる運動器障害も同じく深刻な問題となっています。運動器障害の問題については、WHOが筋骨格系の障害の実態の調査と、より良い治療・予防法の啓蒙を目的とした「運動器の10年」を提唱したことに見られるように、世界的な問題でもあります。

 運動器の重要性を考えた時に、いつも私が思い描くのは、自然を走る野性の動物たちです。哺乳動物のほとんどは死を迎える時まで自らの足で歩き続けることができるといいます。つまり、臓器が機能しなくなるまで、運動器は機能し続けるということです。
 文明の進歩、医療技術の発展は、素晴らしい生活を保証してくれたかのように見えます。しかし、真実はどうでしょうか。過食による肥満、運動不足による歩行障害、運動器が障害を起こし、起立不能となって寝たきり状態になり、ひどい場合はその状態が十年以上も続くことさえあります。寝たきりや痴呆となって人生の最期を迎えるようになってしまった現代、私たち個人が本来もっている「人としての尊厳」が見失われているのではないでしょうか。

 私たちは自分の力で死ぬまで歩き続けることのできる体を手に入れる必要があります。自分の体に責任を持ち、これまで以上に尊厳ある人生を送るべき時代を迎えているのです。より多くの人が自分自身を制御し、最期の日まで歩き続けるための「情報」と「手段」を提供していくことが、ヘルスケアビジネスのトップブランドを目指す我々が創造すべきビジネスモデルだと信じています。

代表取締役社長 高橋眞